水冷式のパソコンの特徴は?簡易水冷の特性とメリットを紹介

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パソコンの購入を検討されている方の中で水冷式のPCを選択しようとしている方へ

パソコンのパーツの中で頭脳と言われているCPUは使用時に大量の熱を発します。
その熱を取り除くためにCPUFANを取り付けるのですがその冷却方法の一つが水冷FANを使った方法です。

しかしCPUFANには空冷式のものあるのに、水冷式にする必要はあるのでしょうか?
このページでは水冷式のFAN、特に簡易水冷についての特徴を紹介します。

簡易水冷とは

簡易水冷とは水冷FANの冷却方法の一つで特殊な液体を循環させることによってCPUの熱を液体に逃がし、その熱をFANで下げるシステムです。

図のようにCPUの熱を液体を伝い移動させFANで冷やすことが出来ます。メリットは液体での熱吸収なので空冷以上の冷却性能を持ちます。

空冷式との違いは?

空冷式とはCPUにFANを取り付けてそのまま冷やす方法です。水漏れのリスクが無く基本的に殆どのCPUはこの方法で十分冷却できるので簡易水冷は必要ないと言っても良いと思います。

では水冷式のメリットとは何でしょうか?空冷式と比べた時のメリットを紹介します。

空冷式FANと比べた時の簡易水冷のメリットは?

冷却性能が高い

冷却性能の点で水冷式の方が高い場合が多いです。core i7以上のCPUを選択する場合は水冷式のFANを検討しても良いと思います。

長時間の使用でも安定して冷却出来る

ゲームを少しやる程度なら気にならないのですが、動画編集や長時間の使用をすると空冷式の方は熱が籠りやすいです。なので長時間の使用を考えるのなら簡易水冷を選択しましょう。

静穏性が高い

空冷式のFANはCPUの温度が高温になってくるとFANの回転音が気になります。
その点水冷式のFANは中の冷却水を冷やすだけなので音は小さいです。

本格水冷(フル水冷)との違いは?

本格水冷とは簡易水冷以上の冷却性能を持ち見た目のデザインもオシャレな本格的な冷却装置です。構造上の大きな違いはリザーバータンクが付いている点です。リザーバータンクとは貯水用のタンクで、水量の調整や交換などが行えます。

とは言えデメリットが多くBTOなどで購入出来る商品は基本的に簡易水冷の物になっています。

デメリット
  • メンテナンスが面倒(水冷液の補充、清掃、機器の点検など)
  • 見た目重視なのでホースなどが透明だが液体の色が付いてしまい取れなくなってしまう為、水の色を変えたいときは諸々の交換が必要
  • ホースなどは差し込んでいるだけのタイプが多く、本格水冷よりも水漏れがしやすい
  • とても高価

メリットは簡易水冷以上の冷却性能ですがCPUを冷やすだけならオーバースペックな場合が多く、正直ロマン重視な機構で選択する必要性は無いと思います。

メンテナンスは必要?

簡易水冷のメリットの一つとしてメンテナンスフリーという事が挙げられます。本格水冷とは違いリザーバータンクが付いていないのは液体の交換や補充がそもそも要らない構造になっている為です。

その為購入後はFANの清掃程度で他に手間が掛からないのが大きなメリットです。

水漏れ注意!!

簡易水冷は本格水冷ほどでは無いですが液体を使って冷却しているので、水漏れの可能性はゼロではありません。ホースに無理に力を加えたり経年劣化による破損などもあり得ます。

購入後は定期的にホースの点検などを行い、劣化が見られた場合は交換を行いましょう。

簡易水冷のおススメBTO

簡易水冷ならサイコムのBTOパソコン

簡易水冷に興味のある方へおススメしたいのがサイコムのBTOパソコンです。

このメーカーは簡易水冷を得意としていて、工場出荷時と社内での組み立て時の2重で動作確認を行っているので品質も良いです。

BTOとしてのカスタム性の高さも売りで、全ての商品では無いですが簡易水冷が標準で付いていないモデルにもオプションで取り付ける事が出来きます。

デュアル水冷PC

更に熱の持ちやすいグラフィックボードまで簡易水冷化するデュアル水冷PCなども売っていますが、簡易水冷を2つ搭載するので価格が更に上がります。

ここまでする必要は無いと思いますが、興味のある方は調べてみて下さい。

まとめ

今回は簡易水冷の紹介でしたが如何だったでしょうか。

水冷にはメリットもありますが、高価で水漏れなどのリスクが伴います。そのリスクを管理できればCPUを強力に冷やすことが出来るので高負荷な作業を行う方は一度検討してみるのも良いかもしれません。

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